現場調査に基づいた見積もりの確認が完了し無事契約となれば、近隣住民へのあいさつを済ませ、いよいよ解体工事が始まります。
工事開始から完了まで
1.引き込み配管・配線の撤去手配
■電気: ご利用の電力会社に連絡して、電気の停止・電気メーターや引き込み線の撤去を依頼します。
■ガス: 都市ガスをご利用の場合は、ガスメーターの閉栓撤去・ガス管の地境切断を依頼します。プロパンガスをご利用の場合は、ガスボンベの撤去を依頼します。
■浄化槽・便槽: 専門の清掃業者に汚物清掃を依頼します。解体業者に依頼できる場合もありますので確認してみましょう。
■有線・CATV: 移設、または引き込み線の撤去を依頼します。
■水道の移設: 工事中のほこりや粉じんを抑えるために散水する可能性があるので、完全に撤去せず解体業者と相談して決めます。
2.養生・足場の設置
解体工事では、高所作業を伴うため、まずは養生・足場の組み立てを行います。同時に防塵シートや防音シートをかけて、近隣へのほこりや粉じん、騒音を最小限まで防ぎます。
3.解体物・内装の撤去
建物本体を解体する前に、手作業で撤去できる畳・サッシ・壁や天井の断熱材・建具・瓦・内部の造作・住宅設備機器・石膏ボード・家具などを撤去します。
4.建物本体の解体
重機を使って、本格的に壁・屋根・梁・柱などを解体していきます。防塵のために散水を行いながらの作業です。次に基礎を掘り起こし撤去します。
5.廃材の収集・分別・搬出
解体工事で出た廃材を収集して、木材・鉄・プラスチック・コンクリートなどに分別します。それぞれのリサイクル場や処分場へ搬出します。
6.地中の確認
家屋や建物の解体終了後、土地の整地前に地中に廃材やコンクリートが残っていないかを確認します。
7.土地の整地・解体工事完了
解体後の荒れた土地を平らに整地します。解体業者によっては整地度合いに大きな差が出る場合があるため、残存物がないかなど、できるだけ立ち会って確認をしましょう。
解体工事は以上で完了です。